
たびを しながら つぎつぎと モンスターを たおしたねこさんたちは、
すべての じけんが、ある くろねこの しわざで あることを しりました。

ついに くろねこの ところに たどりついた ねこさんたち。

「なぜ、 こんなことを するんだ!」
「わるい ひとたちが うえに たっている せかいを かえる ためだ!」

くろねこは いろんな まほうを つかう ちょうのうりょくしゃだ!
いままで たたかった てきの なかで いちばん つよい!

なかまたちは みなたおれ、 ねこさんも おおけがを しました。
「よわすぎる! こんな ちからで、おれに かてるとでも おもったのか!」

「そう、わたしの ちからはおまえに くらべたらよわいかも しれない。だが、わたしには あきらめない こころと しんじられる なかまがいる。 これが わたしだけの つよさなんだ!」

その しゅんかん、たおれていた なかまたちが さいごの ちからを ふりしぼり くろねこを おそいました。
「これでおわりだ!」

そして、 ねこは たおれている くろねこに てを さしのべながら いいました。

「ちから だけが つよさじゃないんだ。まずは こころを ひらいて、 いろんな めで せかいを みるんだ。すると、 きっと いろんな ことを かえられる。」

こうやって せかいは ふたたび へいわを とりもどしました。
ねこさんは なかまと わかれ、 もういちど たびだちました。あたらしい せかいを しるために