『小学生との手作りデジタル絵本作成イベント』のお知らせ
―「読む」楽しさを知ろう、広げよう―
来たる12月21日(土)、NPO法人「子育ては親育て みのりのもり劇場」とNPO法人「フロンティア協会」にご協力いただき、地域の子どもたちを招待して、「手作りデジタル絵本作成イベント」を立命館大学衣笠キャンパスにて開催します。
【活動概要】
◆子どもたちの描いた絵や声で、声が出るデジタル絵本を作成!
パソコンなどの画面で教科書の文字が強調されながら読み上げられたり、文字の色や大きさ、音声の再生速度が使い手に合うよう調整されたりできる、だれにでも使いやすいユニバーサルデザインのデジタルテキストと呼ばれるDAISY電子図書(右図参照)の技術に基づき、デジタル絵本を作成します。
本企画では、子どもたちが物語から自由に想像して絵を描いたり、工作をしたりします。そのあと、子どもたちの声を録音し、自分の描いた絵や工作を挿絵として挿入したオリジナルなデジタル絵本を作成します。
こうしたワークを通じて、子どもたちに「読む」楽しさを実感してもらうことを目標としています。
今回の絵本ワークでは、フィリピン児童を含む小学生を招いて、フィリピン童話(福娘童話集より)や野呂昶(のろさかん)氏の仏教説話など3作品を、子どもたちとともに制作していきます。完成作品上映時には、野呂氏も出席して下さる予定です。
◆誰でも楽しく読める絵本を作り、「学びの共生空間」の創造を!
DAISY図書は、「読み書きの困難(ディスレクシア)」がある子どもたちにとって、強力なサポートツールとなっています。しかしながら、ディスレクシアを持つ子どもたちの発見は難しく、その多くは低学力児童とみなされ、適切な支援が届いていないのが現状です。今回、作成してもらったデジタル絵本は、関係者のご了解を得た後、図書館や小学校などに配布させていただき、多くの方と「読む」楽しさを共有化する資産として活用していきます。地域コミュニティの方たちと協同した「学びの共生空間」創造、これがもう一つの本企画の狙いです。
【当日スケジュール】*プログラムの細部は変更することもございます。
9:30~11:30 絵本挿絵作成・工作
13:10~15:00 声の録音
15:20~16:30 絵本上映会・感謝状贈呈式
【協力】
NPO法人子育ては親育てみのりのもり劇場、NPO法人フロンティア協会
【後援】
京都市、京都市教育委員会
【お問い合わせ先】
Rits-DAISY Students
イベント担当 片岡良輔(カタオカリョウスケ、立命大学学部生)
電話080-1906-9409 メールso0299hs@ed.ritsumei.ac.jp